アーティストの成長・交流拠点施設Artist Cafe Fukuoka

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【終了】【イベント】国際的なアートシーンとの接点のあり方を考える ~タイ・バンコクにおける芸術祭およびオルタナティブの実践から~

【開催日】2024年6月16日(日)14:00~15:30

2024年6月から7月にかけて、The 5th Floorでは、
タイ・バンコクを拠点に国内外のアートシーンで活躍するインディペンデント・キュレーターおよびオルタナティヴ・スペースの
Speedy GrandmaのメンバーであるPongsakorn Yananissorn(ポンサコーン・ヤナニソーン)氏を迎え、キュレーター・イン・レジデンスおよびその成果展を開催します。

本トークは、ポンサコーン氏がアシスタント・キュレーターとして参加したトリエンナーレである「Ghost」での経験を中心に、
ローカルのアートシーンおよび鑑賞者とインターナショナルな展示をつなぐ実践についての話を掘り下げます。
国際的に活躍するタイ出身の現代アーティストであるKorakrit Arnanondcchai(コラクリット・アルノーンチャイ)氏の着想からはじまった同トリエンナーレは、私設の財団によって運営され、トークやワークショップ等のプログラムや地元の方々とのさまざまなコラボレーションから、アートと人々を結びつける方法論を試してきました。

本トークイベントでは、福岡で映画・文化芸術にかかわるプロジェクトを中心に企画や制作を行う三声舎代表三好氏をゲストに迎え
その文脈を踏まえながら、福岡におけるアジアを中心とした国際的なアートシーンとの接点のあり方を広く探ります。

またモデレーターにThe 5th Floorのディレクターである岩田智哉氏を迎え、
アジアやオルタナティヴといった視点から議論をナビゲートします。

 

【イベント概要】

日時:2024年6月16日(日) 14:00-15:30

会場:Artist Cafe Fukuoka コミュニティスペース

登壇者:Pongsakorn Yananissorn(ポンサコーン・ヤナニソーン) 、岩田智哉(The 5th Floorディレクター)、三好剛平(三声舎代表)

参加費:無料

申込:Googleフォームよりお申込みください。

 

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【登壇者プロフィール】

Pongsakorn Yananissorn|ポンサコーン・ヤナニソーン

 ポンサコーン・ヤナニソーンは、共有されたフィクションを用い、また忘れられた過去と来るべき未来の間に線を引くことで、異なる生および共同作業のあり方を引き起こし、創造するような活動を展開するアーティスト/インディペンデント・キュレーター。彼のキュレーションに、「Crypto for Cryptids」(2021年、JWDアートスペース、バンコク)、「Talk-Talk Vilion Pavilion」(2021年、バンコク・ビエンナーレ、バンコク)、および「PostScripts」(2018年、バンコクビエンナーレ、バンコク)などのプロジェクトが挙げられる。また、Ghost 2565(2022年)のアシスタント・キュレーターおよびエデュケーショナル・プログラム・ディレクターなどを務める。また、「Plaza Projects」(2016年、バンクーバー)の共同創設者であり、「Speedy Grandma Gallery」(2020年、バンコク)の新体制を組織。現在は、Charoen Contemporaries(2018年、バンコク)およびThis Useful Time Machine(2020年)のコレクティブのメンバーとしても活動を行う。現在、タイのバンコクを拠点に活動。

 

Speedy Grandma

「Speedy Grandma」という名前は、バイク事故で亡くなったおばあさんが夜になると半身で現れ、バイクレーサーを悩ませるという都市伝説に由来。その精神は若々しく、Speedy Grandmaは創造的な実践に情熱を持って取り組む人々を歓迎し、受け入れる。Speedy Grandmaが求めるのは、可能性であり、アイデアの芽生えである。Speedy Grandmaは当初、アートギャラリーとして設立されたが、その後(広義における)アートが周囲の対話から隔絶され孤立した状態では存在することができないと認識し、強調している。Speedy Grandmaは2020年に、自らを再び位置づけなおし、創造的な実践を受け入れるだけでなく、アートが何をできるかの定義、認識、理解を拡大するためにさまざまな分野にアプローチすることを目指している。

 

岩田智哉 | Tomoya Iwata

1995年愛知県生まれ。東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科修了。キュレーション史やキュレーターなど、キュラトリアル・スタディーズを研究する一方、広く人間を超えた他者との理解(不)可能性について展覧会実践を通して模索。また、アジア各地のオルタナティヴ・スペースを訪れ、それぞれのローカルのアートシーンにおけるオルタナティヴとインスティテューションのダイナミズムについてのリサーチを行う。2022年4月より、キュラトリアル・スペースThe 5th Floorのディレクターを務める。

主な企画展覧会として、「ANNUAL BRAKE 2022/2023」(The 5th Floor、東京、2022/2023年)「Things named [things]」(The 5th Floor、東京、2023年)、「la chambre cocon」(Cité internationale des arts、パリ、2023年)、「between / of」(The 5th Floor、東京、2022年)、「eat ro ekyu:久保田智広」(EUKARYOTE、東京、2022年)。
Cité internationale des artsでのキュレーター・イン・レジデンスに参加(パリ、2023年)。また台北當代の「Ideas Forum(キュレーター・フォーラム)」に登壇(台北、2023年)。

 

三好剛平 | Gohey Miyoshi

福岡から文化芸術にかかわるプロジェクトを中心に企画・制作、執筆等を行う。行政と民間の垣根を越えて様々なプロジェクトを進行させている。
三声舎代表、アジア映画の上映・交流企画「Asian Film Joint」主宰(2021〜)。福岡〜九州のアート・カルチャーシーンを発信するラジオ番組「明治産業presents OUR CULTURE,OUR VIEW」製作・出演(2018〜) ほか

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