マッチング事例Matching Case
天神明治通り街づくり協議会 × 齋藤俊文研究室(九州大学大学院芸術工学研究院)
【マッチングNo.】202212MDC
天神アートプロジェクト:天神明治通り街づくり協議会様
天神明治通り街づくり協議会× 齋藤俊文研究室(九州大学大学院芸術工学研究院)
アーティストマッチングNo:2
天神ビッグバン”に伴う建替えが進む天神明治通り協議会エリアにおいて、街の付加価値向上のために、アートをテーマに、テナント退去後から解体までのビルの空きスペースを有効活用できないか、と天神明治通り街づくり協議会様よりご相談を受け、九州大学大学院芸術工学研究院 齋藤 俊文 先生の研究室をご紹介し、天神中心部におけるオープンスペースの将来的な有効活⽤を⾒据えた実証実験イベント「天神明治通りテラス」第2弾として、オフィスビルの空き区画を活⽤したイベント『天神アートプロジェクト』の開催に至りました。
マッチングレビュー
天神明治通り街づくり協議会
迅速にご対応いただき、九州大学大学院芸術工学研究院の齋藤俊文研究室をご紹介いただきました。我々のコネクションだけでは繋がることができなかった方と協働させていただくことができました。アートの導入、大学研究室との協働は、当協議会にとりましても多くの気づきがあり、今後のまちづくり検討に活かしていきたいと考えています。齋藤研究室とは、今後も何か協働できることがないか、継続して意見交換をさせていただいております。ざっくりとしたご相談だったにも関わらず、当方の意向を汲み取り適任の方とマッチングしていただき、感謝申し上げます。
齋藤俊文研究室 齋藤 俊文(さいとう としふみ)先生(九州大学大学院芸術工学研究院)
天神都心部の銀行跡という場の魅力に取り憑かれました。この稀有な機会を逃すまいと、実質2ヶ月足らずの準備期間でしたが、九州大学の俊英なるメンバーが集まってくれたこともあって、無事実証実験を行うことができました。「天神ビッグバン」という大転換期に、都市に頻発する未利用空間の活用方法のひとつとして、アートプロジェクトの実効性を示せたと思います。このような機会を与えていただいたことに、関係各所に重ねて深く御礼申し上げます。
天神明治通り街づくり協議会とは
天神明治通り街づくり協議会は、福岡の都心部である「天神明治通り地区」約17haを対象エリアとして、老朽建物の機能更新とともに街づくりを推進する官民連携の地権者組織です。2009年に街の将来像として「グランドデザイン」を策定し、その実現方策として、2011年に「グランドデザイン実現の手引書」(以下、「手引書」)をとりまとめました。今後、グランドデザインに掲げる街の将来像「アジアで最も創造的なビジネス街」を目指し、機能更新を進めてまいります。
- 活動概要
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- グランドデザイン(まちの将来像)の作成と運用
- 地権者間および行政、We Love天神協議会等との調整・連携
- 街づくりに関する調査・研究
- 公的施設の整備・管理計画の作成
- その他本会の目的を達成するための活動
齋藤俊文研究室 齋藤 俊文 先生 プロフィール
齋藤俊文研究室 齋藤 俊文 先生(九州大学大学院芸術工学研究院)
場に応じた豊かなコミュニケーションの醸成を目的として、アートプロジェクトの企画・デザインから設計・制作・社会実装までを行なっています。オーディエンスの“気づき”を誘う新しいコミュニケーション表現、ユニークなメディアデザインをつねに求めています。齋藤俊文はクリエイティブディレクターとして、文化庁「文化力」プロジェクト、TOKYO GUNDAM PROJECT、GUNDAM FACTORY YOKOHAMA、NHK爆問学問、松竹・大島渚「御法度」など、社会・文化・教養に関わる数多くのコミュニケーションを手掛けています。
2021年7月 宮若国際芸術祭統括ディレクション、キュレーション
2021年7月 東京大学総合研究博物館特別展示「疎と密」企画協働(東京・本郷)
2022年3月 東京大学総合研究博物館×東京タワー「音景夜景」企画協働(東京・港区)
2022年3月 吉田工太郎展「私の嘘」 六本松蔦屋書店
2022年8月 六甲ミーツ・アート芸術散歩2022出品 (兵庫・神戸)