【台湾開催】台湾・日本現代美術交流展「潜伏する電波」
2024.11.07
展示
「台湾・日本現代美術交流展」は台湾と日本の現代アートの交流を深め、台湾の成熟したアートグループのエネルギーを紹介するとともに、Artist Cafe Fukuokaの公募により選出されたアーティストたちの展覧会を福岡・台湾で開催する企画展です。
本展に先立ち、2024年6月18日〜 6月29日まで、Artist Cafe Fukuokaのグランド・スタジオにて「悍図社」のアーティストや、福岡アジア美術館に作品が所蔵されている楊茂林(ヤン・マウリン)や吳天章(ウ・ティエンチャン)を含む12名のアーティストの展覧会を実施しました。
この度、2024年6月に公募によって日台の審査員によって選出された福岡を拠点に活動する2名のアーティスト、ソニア・チャンと名もなき実昌による展覧会を台北の「福利社FreeS Art Space」にて11月9日より開催します。
台湾と日本の現代アーティストの作品を通じて対話とつながりを生み、異なる世代と文化のビジョンを示すとともに、台湾と日本の芸術文化の発展を促進させ、国際的な芸術空間交流のネットワー クの強化を目指します。
ぜひ、この機会にご来場ください。
■展覧会紹介
インターネットの利便性が進むにつれ、私たちは24時間絶え間なく情報に囲まれ、その影響で社会的交流や生活様式、情報の受け取り方が大きく変化しています。こうした情報爆発の時代に生まれた2人のアーティスト、ソニア・チョンと名もなき実昌は、この変化に深い影響を受けています。彼らの作品は、現代社会においてデジタル情報や性別、役割の流動性、形あるものと形なきものの間の移動感覚がどのように融合しているかを表現しています。さらに、自己認識の変容や情報伝達への依存が、現代生活の本質をどのように形作っているのかを探求しています。
黃德馨(ファン・デェァシン/本展キュレーター)
■参加アーティスト
ソニア・チョン / Sonia Cheung
1992年香港生まれ、福岡拠点。香港バプテスト大学ビジュアルアーツ学部卒業。街のありふれた動きに注目しない物体を深く観察することで、人間と都市空間の関わりを探り、映像やインスタレーションの制作を行う。 香港のほか、東京、大分、ニューヨークでも作品を発表。主な展覧会に「来し方、行く末」(九州芸文館、日本、2024年)、「私たちの知っているその場所は存在しないだろう」(Artas Gallery、福岡、日本、2022年)。2024年宗像みあれ芸術祭 2024 神宝館賞
名もなき実昌 ⁄ Namonaki Sanemasa
1994年 福岡県生まれ、福岡を拠点に活動。2015年より主にTwitterを拠点として、取得したアカウント(@sanemasa5x)を元に活動を開始。インターネットから流れてくる画像やアニメキャラクターなどへの関心と、タッチパネルやSNSなどのテクノロジーに影響された美意識を感じされる作品を制作。インターネットから収集したイメージを組み合わせ、制作と検索がリアルタイムに実行され制作される作品は、制作という行為やそれに至るまでの過程を含め、インターネット時代における牧歌的な風景画として提示される。ペインティングだけでなく、インスタレーションや彫刻、映像作品など、多様な作品も制作・発表している。
展覧会概要
ー 開催期間 :11月9日(土)― 12月7日(土)※日・月曜日休館
ー 開催時間:11:00〜19:00
ー 場所:福利社FreeS Art Space(台北市新生北路3段82号地下1階)
ー 参加アーティスト : ソニア・チョン/名もなき実昌
開催概要
名称 | 台湾・日本現代美術交流展「潜伏する電波」 |
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期間 | 2024.11.09 - 12.07 |
時間 | 11:00 - 19:00 |
場所 | 福利社FreeS Art Space(台北市新生北路3段82号地下1階) |
料金 | 無料 |
参加人数 | - |
実施概要 | 「台湾・日本現代美術交流展」は台湾と日本の現代アートの交流を深め、台湾の成熟したアートグループのエネルギーを紹介するとともに、Artist Cafe Fukuokaの公募により選出されたアーティストたちの展覧会を福岡・台湾で開催する企画展です。 |
- 主催
- 悍圖社
- 共催
- Fukuoka Art Next (FaN) / Artist Cafe Fukuoka