【公募】Ryuto Shima「NO NAME SOUND」
2026.05.22
展示
Ian Hackingは、名称やカテゴリーによる分類が、対象を単に説明するだけでなく、分類された対象そのものに作用し、そのあり方を変化させていくと考えた。
現代の音楽シーンでは、ジャンル名、プリセット名、サンプル名などが過剰に細分化され、流通している。音を固定し、識別するために与えられたはずの名前は、再解釈され、共有され、拡散されるなかで、次第にその指示対象を曖昧にしていく。名前だけが先行し、それが実際に何を指しているのかは、もはや一意には定まらない。
名づけは本来、対象の境界を明確にするために行われる。しかし、人というフィルターを通り続けることで、名前は対象を固定するどころか、むしろその境界を不安定にする。
本作では、このような名づけの作用を、強力なフラッシュとして扱う。フラッシュは明暗によって空間の境界を一瞬浮かび上がらせる。しかし、その光は観客の介入によって遮られ、分散し、不明瞭になる。そこに生じる境界の揺らぎは音へと変換され、さらに微弱な光として装置へ還元される。
NO NAME SOUNDは、名前によって固定されるはずだったものが、むしろ不安定な境界として現れる瞬間を、光と音によって提示する。
プロフィール
Ryuto Shima @ryuto.shima
2003年生まれ。九州大学芸術工学部音響設計コース所属。音とそれに関わる、システムや、トランスダクションを中心にして制作を行っている。
開催概要
Ryuto Shima「NO NAME SOUND」
会期 2026年6月17日(水)〜6月21日(日)
時間 11:00〜19:00 (最終日6月21日(日)のみ16:00まで)
場所 スタジオ2
料金 入場無料
この展覧会は公募企画プログラムによって開催いたします。
開催概要
| 名称 | Ryuto Shima「NO NAME SOUND」 |
|---|---|
| 期間 | 2026年6月17日(水)〜6月21日(日) |
| 時間 | 11:00〜19:00 (最終日6月21日(日)のみ16:00まで) |
| 場所 | スタジオ2 |


