神園宏彰　展　『光の集積』～２０２５
赤い色ひとつで多くの考えを表したいと思って制作を続けてきました。
例えば自由・時間・無意識・身体性・反復・連綿・歴史・人間の営み等についてです。
それから赤からイメージされるのは太陽・炎・溶鉱炉・近代・エネルギー・情熱・血・戦争などです。作品にはそれらの全てが含まれているかもしれません。

いつも作品に必要なのは哲学・コンセプト・オリジナル技法だと思って毎日制作しています。今回は特に今世界で起きている大きな変化がテーマとなっています。特に失われていく物に対しての危惧があります。例えば人同士の交流、文字、文化などがベースになっています。

そして繰り返し考え制作していくとどうしても暗闇を照らす光にたどり着きます。変化する２１世紀の今、ささやかな赤い色に光と希望を見出したいと願って制作をしています。タイトル『光の集積』は未来への希望の集積とも言えます。

◆久し振りにホワイトキューブ(白い壁面で囲まれたギャラリースペース）での展示になります。絵画・立体作品によるインスタレーションを予定しています。

神園宏彰　　略歴
福岡市在住の現代美術作家
1960年 　　鹿児島生まれ
2006年　　　武蔵野美術大学卒業

◆public collection　
1991年　　　フランス・アルル　ゴッホ財団美術館

◆受賞歴　　
2022年　　　Fukuoka Wall Art Project　優秀賞受賞　他
個展・グループ展多数

◆具体美術運動の影響を強く受ける
切っ掛けは1991年パリで出会った元具体美術運動のメンバー松谷武判氏との交流による。（現在も続く）

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［アーティストトークのお知らせ］

作家・神園宏彰によるアーティストトークを開催します。 ギャラリースペースに展示中の作品をめぐりながら、作品のコンセプトや技法、画材などについてご本人が直接解説いたします。 作品世界への理解を深められる貴重な機会となりますので、ぜひご参加ください。

日時：6月8日（日）14:00〜14:30
会場：Artist Cafe Fukuoka ギャラリースペース
参加費：無料（申込不要）